【新唐人2013年10月18日付ニュース】 “世界メディアサミット”第2回議長団会議が10月10日、中国浙江省の杭州市で開かれ、各国の主要メディアが参加しました。杭州市の陳情者50数名は、国際メディアの記者や幹部に会える事を望み、連続4日間会議が開かれる会場を探しまわったものの、望みが叶えられなかったうえ、当局に拘束または軟禁されました。
陳情者らは、中国では共産党がメディアを統制し、メディアは党の功績をむやみに称え、官僚の政治業績をねつ造することしかしないので、庶民は徹底的に失望していると述べます。海外メディアに冤罪を訴えるため、50人あまりの陳情者が10日より、横断幕を掲げて、杭州市内を探しまわりました。
浙江省杭州市陳情者 範登登さん
「50数人で行きました。警察に阻止され、後に尾行されました。家には車3台とパトカー1台、商務車2台が止まって、10数人が尾行していて、外に出られません」
陳情者らはそれぞれ“浙江日報”、浙江省人民大会堂、杭州市政府、杭州“大華ホテル”、シャングリラホテルおよび西湖国賓館などに行って、海外メディアの記者を探しましたが、記者には会えませんでした。これらの陳情者はいずれも政府の強制立ち退きに遭ったものの、合理的な賠償を得られなかったうえ、陳情した事で不法に拘束された人たちです。
浙江省杭州市陳情者 汪玉芬さん
「海外の記者に我々のために声を出してほしいのです。会議場所が分からないので、4日間探しまわりました。11日は手続きもなしに、我々を23時間も拘束しました。午後2時すぎに、8〜9人を捕まえました。『秩序を撹乱した』と言うのです」
世界メディアサミットには中国の新華社と新聞集団のほか、AP通信、ロイター社、共同通信、BBCなど世界主要メディアが参加しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/10/17/atext985867.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)